めがね学校@おおさか

なあなあ。大阪に眼鏡学校て、あんのん?/ いやー、知らんわぁ。なに習うン?/ せやねん。わかれへんねんー。/ めがねの学校?・・・わからんなー。/

大阪医専視能療法学科合同授業 その6

2017.03.13

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いつも眼鏡学校のブログをご覧いただきありがとうございます。

今回も、1月に弊校で開催された大阪医専視能療法学科の学生さんと
本学生徒との合同授業の続き第2弾
「大阪医専編」のリポート続編です。

ここらで、暗室ではどのような検査を指導していただいているのか
気になりますから隣の部屋へと移動してみましょう。

まるでレコーディングスタジオのような重厚な扉を開けると
中は闇に近い程の暗さです。
しかし検査機器から漏れ出る光が検査室とは
一瞬忘れさせてしまうような幻想的な世界へと
ひと時の間私を誘うそんな雰囲気を醸し出していました。



暗室の中での主な検査は視野検査です。
視野とは、「眼を動かさずに見えている範囲」のことで、
視野検査とは、「視覚の感度分布を測定すること」です。


一定の場所で指標の明るさ、大きさを変えていくつかの視標で
感度測定を行えば視野が測定できます。
正常の人の場合では、固視しているときの角度を0度とすれば、
外(耳)側はほぼ90度、下側は70度、
上側と内(鼻)側は60度の範囲まで見えます。

中心部ほど感度がよく、周辺になるほど感度は低下します。
視野検査にはいろいろな方法がありますが
一般的に行われているのが今この暗室でも行われている
「動的視野測定」と「静的視野測定」です。

前者の動的視野測定は視野全体を定量的に測定するもので
よく用いられる視野検査です。
一般にゴールドマン視野計(GP)が使われます。
ゴールドマン視野計は明るさ、大きさの違った指標を使って、
視野全体を定量的に測定します。
被検者から応答された点を線で結び表すと山の等高線を引いたものと
同じような図で表されます。

後者の静的視野測定は一般にハンフリーが使われます。
視野内の一点(中心30度の視野)に指標を置いて、
その指標の明るさを徐々に増していくと、ある明るさになると
見えるようになります。
これは視野内の各点について測定していく方法で
視野内の感度の違いを詳細に微細にそして量的に知ることができます。

さて、暗室内では今ちょうどゴールドマン視野計(GP)での
視野検査中です。
検者は視能療法学科の学生の中でもGPの名手と
異名を持つと噂の高いIさんです。



どうやらX/4e(一番明るく大きな視標)の視標で
測定中のようですがいつもと様子が違うようです。
「さっき応答の有った箇所の点と、今応答の有った点とでは
線がつながらないなー」「おかしいな…」
「こんな事ないのだけど」と少し深刻のご様子です。

それもそのはずX/4eのイソプターが視野の下部で繋がらないのです。
内(鼻)側―上側―外(耳)側ときれいにイソプターが
描かれているというのに…少々不安定な状態です。
被検者は誰かなと覗いて見ると本学生のYさんではないですか。
そんなことですから検者も被検者をいたわりながら何度も何度も
声掛けをされています。
「この光は見えていますか?」
「見えなくても心配いりませんよ!」
「疲れていませんか?」等と、
おかげで被検者もリラックスして検査に望めているようでした。

その後どのような結果が出たのかは知らされていませんので後日、
検者のIさんに聞いておくことにいたします。
静的視野測定のハンフリーですが、
残念ながらすでにすべての被検者の測定が終了していたために
リポートが出来ず内容については除外させていただきます。

最後に明室にすべての学生が集まった中で、
本学生のS君がこのような挨拶を述べました
「視能訓練士と眼鏡技術者が今後もお互い手を携え
頻繁に情報を共有することで密なる関係を維持していくことが
大切でありそれは引いては患者様であり
お客様に高い満足を得ていただくために直結しているから云々と…」
と素晴らしい挨拶をした後、終業の礼を行い
本日すべてのカリキュラムが終了いたしました。



視能療法学科の学生に見送られながらエレベーターに乗り込み
ドアが閉まり下降し始めるやいなや
張りつめていた緊張感から解放されたのか気が緩んだのか
「ハア〜〜!」
と大きなため息を付く不届きもの一名がおりました。

その不届きもののすぐ後ろには視能療法学科の竹本先生が
控えられておられるのも知らず… 
この不届きもの! 
許し難き行為!! 
これで本日のお利巧ぶりがすべて台無しとなりましたこと
合わせてご報告いたします。
この不届き者の名は伏せておいて進ぜよう武士の情けでござる。

これで私の大阪医専視能療法学科合同授業 Vol 2 
リポートをすべて終わらせていただきます。
お付き合いのほど感謝申し上げます。



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コメント一覧

1. 好みます。 

全6回のリポート、楽しく拝読いたしました。内容が素晴らしいのは当然ですが、所々にある独特の表現が楽しかったです。

ししどぜう  2017.03.13

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